ミシュランレストランのエッセンスを感じられるコペンハーゲンのカフェ

また穴場の食事スポットを見つけてしまいました！

前回は、100kr以下でお腹いっぱいになれる地元の人に人気の庶民的なレストランでしたが、今回はミシュランのエッセンスが詰まったカフェです。観光地にも近く、有名レストランの直営ながらもゆったりとした空気が流れるそんな場所。

今日は、できれば秘密にしておきたいような、そんな穴場のカフェをお教えします！

本店はミシュラン2つ星の超有名店

NOMAというレストラン、ご存知の方も多いかもしれません。

2003年のオープン以来、今までにないアイディアの数々で、新北欧キュイジーヌという新しいジャンルを確立したレストラン。このブログでも何度か言及していますが、このNOMAがコペンハーゲンの食ブームを作ったと言っても過言ではないと思います。

2017年10月現在、本店は移転のために今は閉店していますが、2018年の初めには再始動するそう。今はコペンハーゲン市内の橋の下でのポップアップレストランUnder the Bridgeは好評営業中です。（今のところ11月12日までだそう。）

さらに、その弟分の108というビストロが2016年にオープン。NOMAのアイディアを、比較的気軽に味わえる値段で提供しています。

そして、今日ご紹介するのが、さらにさらにその108に併設されているカフェ。基本的にコーヒーとペストリーがメインですが、なんと100kr台でランチも楽しめる穴場なんです！

場所はニューハウン対岸にある倉庫地帯

場所はニューハウン。色とりどりのかわいい家が並ぶエリアから、ふと海側を見ると、こんな橋が見えるでしょう。

2011年に完成したモダンな橋を渡ると、そこは倉庫群です。以前は静かなエリアでしたが、今は住人も増え、ストリートフードの宝庫Copenhagen Street Food（2017年いっぱいで閉鎖）や、アートスペースのCopenhagen Contemporaryなど、若者が集まる場所になっています。

さて、橋からそのエリアに入ると、右側にこんな建物が見えるはず。

ここがNOMAのビストロ、108。そしてその一角に、カフェThe Cornerが見つかります。

店内はとても小さく、カウンターなど約10席ほど。また、外にはテラス席が8席設けられています。

カフェの営業は朝8時から24時まで。モーニングコーヒーから、夜のバー利用までできるマルチな場所。そして今回お目当のランチは11時30分〜14時30分までのサービスです。

3人で訪れたのですが、中にはまとまった席がなかったものの、幸いあまり寒さはなかったので、外のテラスに陣取りました。ブランケットも貸してくれる好サービスが心を打ちます。

まずはアペリティフから

こちらはコペンハーゲンの地ビール醸造所、Nørrebro Bryghusとのコラボでオリジナルのビールを作っているようでしたので、迷わずそれをアペリティフに。…とはいえ、お昼なのでこれしか飲みませんよ！

すごい、無濾過タイプのビール。コクもあるんですが、グレープフルーツのような爽やかさもあります。個性的ではありますが、炭酸があまり強くないのでけっこう飲みやすい！

こんなところにもNOMAを母体に持つがゆえのこだわりが感じられますね！

ランチメニューはこちら。

品数はそんなに多くなく、内容もニューハウンの数多のレストランで食べられるようなオーソドックスなものばかり。けれど、そこになにかNOMAらしさがあるだろうと、期待は膨らみます。

実食！

オーダーは三者三様。

まず私は焼き豚バラ、夏キャベツと飴色玉ねぎソース。

キャベツというか、ケールっぽい鮮やかな色が印象的！苦味はなく、優しい甘みと塩味がいい感じ。豚バラ自体は上がデンマークのローストポーク、Flæskesteg（フレスケスタイ）のようにカリッカリ。お肉部分は塩味の豚の角煮といった感じで、柔らか。ただ、カリカリ部分に切れ目を入れてほしかった、かな。固すぎて、うまく割れませんでした。。

さて、友人その1のオーダーはラージサイズのムール貝。