友人と「たまにはいいレストランで食事」する会、第2回目が先日実現しました！
前回はこだわりの素材で新北欧キュイジーヌを楽しめるレストランRadio。北欧風のインテリアで落ち着いた空間、そしてなかなか美味しい食事をいただきました。
そして第2回目に訪れたのは、コペンハーゲンのウォーターフロントに位置するレストラン。
こちらは最高のロケーション！そして内部はゆったりとした空間と整ったサービスで美味しい料理が楽しめる場所でしたよ。
では、北欧らしい盛り付けの料理をお楽しみください。
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運河を望むロケーション
コペンハーゲン中央駅からバスで20分ほど。
国会や旧証券取引所などの荘厳な建物を過ぎて、大きな橋を渡るとAmager地区。そこでバスを降り、運河沿いを進むと見えてくるのが、今回訪れたレストランNo.2です。
周りはオフィスや高級マンションなどが佇む静かなエリア。
とはいえ、レストランの真向かいにはあのブラックダイヤモンドがそびえ、すぐ横には2015年に完成したばかりの新しい橋Cirkelbroenがあるという、注目の場所。
水面が反射して不思議な光景
丸形が連なった形をしている橋Cirkelbroen
上の写真でちらっと見えている、黒い建物の地上階にレストランがあり、ここからの眺めは最高。
これだけでもテンションが上がってしまいそうなレストランですね。
ミシュランレストランの妹分
こんな場所にあるレストラン、ただ者じゃないという感じですが、まさにその通り。
実は、デンマーク唯一のミシュラン2つ星レストラン、A.O.C.がオープンした妹分レストランなんです。
A.O.C.はコペンハーゲンの中でも早くからミシュランの星を獲得し、最近2つ星に昇格。提供するコースは1500または1800krというちょっと手の届きにくい価格。
一方、2014年にオープンしたNo.2は、その2つ星のシェフ監修の料理がカジュアルに楽しめるのが売り。
また、コペンハーゲン市内の中級以上のレストランは夜営業のみが多い中、平日に限りランチ営業もしていて、コース料理も楽しめる数少ない場所でもあります。
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贅沢ランチを堪能
今回はランチ利用でした。
ランチのコースは、2品250kr、3品325kr、4品400krの3つ。
せっかくなので一番いいコースにしました。前菜、魚（または野菜）、メイン、デザートの4品です。それぞれにチョイスが2つずつあり、好きなものを選ぶことができます。
また、ワインは白、赤1本ずつ。昼からこんなに飲んでいる私たちすみません…
デザート以外はひとつに偏ることはなかったので、2皿ずつ写真に収められました。ただし味に関しては自分が食べたものしかコメントできませんので、あしからず。
では、ここからはサクサクいきます！
実食！
まずは前菜。
友人チョイス：塩サバ（隠れて見えませんが…）とケール、焼きキュウリ、ホールラディッシュのソース。
サバの食感がしっとりしていて、とても良かったそうです。ホースラディッシュのソース、合いそうですね！
私チョイス：手長海老のサラダ、パースニップ（白人参）、キュウリ、シメジ
いろいろに隠れて海老どこ？？ってなりましたが、やはり味で存在感を示していました。
そのほか、カリカリクルトンやシソの葉も隠れていて、本当にいろいろな皿。シメジじゃなくてもうワンランク上のキノコであって欲しかったですが、食感は良かったですし、海老が全体をまとめてくれておいしかったです。
次は魚（または野菜）料理。
友人チョイス：アンコウのソテー、菊芋とディルソース
菊芋はチップスになっていて、いいアクセントだったそう。アンコウもなかなかプリプリだったとか。
私チョイス：カリフラワーのソテー、アーモンドとデンマーク産チーズのソース
デンマーク産チーズ、Vesterhavs ostというらしいですが、とても旨み成分が強くて淡白なカリフラワーを濃厚に仕上げてくれました。しかし、カリフラワーをこの形でソテーってけっこう豪快のような。
続いてメインです。
友人チョイス：プライムリブステーキ、人参とブラウンソース添え
使っている牛肉は19日間熟成させたデンマーク産のものだそうです。ちょっと熟成の香りが少ない感じがありましたが（一口いただきました）、美味しいお肉でした。また、ブラウンソースには人参のエキスが入っていて、ほんのり甘いのが良かったです！
私チョイス：仔牛の胸肉、ビーツとジロール茸
こちら、お布団のようなビーツがインパクトのある見た目。ビーツはほ〜〜んのり甘酢漬けしてあります。
お布団をめくると…
中からお肉が出てきます。仔牛なので淡白ですが、ブラウンソース（また！）で濃厚さがプラスされていました。それでも淡白だったので、牛肉にしなかったことを少し後悔…かな。もうちょっと味が濃いほうが好みだったかも。（すみません！）
そしてデザートはみんな同じチョイス、ラズベリーとチョコレート。
下に引いてあるのはキャラメルで、なんと黒胡椒入り。ピリッと辛いのが面白い。その上にはチョコレートアイス。チョコレートのビター感がとてもよかったです。そして大粒のデンマーク産ラズベリーにほぼチョコレートに近いクラッカー。
これ、美味しかったです！こちらでチョコレートというと、甘口のものが多いのですが、ちゃんとビターさがあって、かなり好きでした。胡椒のアクセントも効いていました。
ここまでダッシュできましたが、実際はゆっくりしたサービスで2時間ほど。堪能いたしました。
ちなみにワインはこちら
1本目は白。ブルゴーニュ地方のサントーバン。リーズナブルながらも、なかなか実力のあるワイン。
2本目はイタリアの赤。イタリアワインはまだまだ詳しくないので、友人チョイス。ピエモンテ州のワインだそうです。どっしり系かと思いきや、けっこう飲みやすくて、、あっという間に空に。。
こちらのレストラン、ちゃんと資格を持ったソムリエさんがいるためか、ワインの種類も豊富で、管理もしっかりしていて、安心できました。
また、高いものばかりではなく、リーズナブルなものも用意してありますし、グラスワインも比較的多めに用意してあるので、気軽に楽しめると思います。
ゆったりした空間で良質のサービス
こちらのレストランはかなり広く、中に100席、テラスには40席用意できるそうです。
それながら、やはり平日のランチタイムは混み合うことがないので、かなりゆったりした感じ。ちなみに家具はデンマークのNormann Copenhagenのものがふんだんに使われ、統一感がありました。
そして、さすが2つ星の妹分だけあって、良質のサービス。うっかりのサービスはありましたが、締まりがあって、全体がピシっとした雰囲気になっていました。
ここは、また来たいと思わせてくれるレストラン。食材が変わる季節を狙ってまた来てもいいかも。
今回のコースだけでなく、アラカルトでタルタルステーキやフィッシュアンドチップスなどのカジュアルなものもあるようなので、気軽に来ることができそうです。おつまみ類も用意されているので、ワインを楽しみに来るだけでもいいかも。
また、ディナーはディナーで、コースやアラカルトも用意されているそうです。夜は外の景色もまた違って、いい雰囲気になるのではないでしょうか。
そんな感じでいろいろな場面で利用できるレストラン、堪能いたしました！
ごちそうさまでした。
No.2
Nicolai Eigtveds Gade 2
1402 Copenhagen K
ランチ 月-金 12:00-14:00
ディナー 月-土 17:30-22:00
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