日差しが強くなってくると恋しくなるのがアイスクリーム。デンマークでは老若男女問わず人気のスイーツです。
冬の間はクローズしていたコペンハーゲンのアイスクリームショップも4月ころからシーズン営業を始め、暑い日にはどこのお店の前でも行列ができるほど。時にはおじいちゃんやおばあちゃんもアイスでにっこりしているのを見て、こちらもにっこり。
市内のアイスクリームショップはこれまで私もいろいろと試したので、おすすめのお店がいくつかあります。中でも今日は老舗ながらも進化し続けるコペンハーゲンのアイスクリームショップをご紹介。ショップの内装やアイスのパッケージなどもかわいくて女子心をくすぐってくれます。もちろん味も保証付!
コペンハーゲンには2店舗あり、どちらもこぢんまりながらもアクセスしやすい場所にあるので、ぜひ一度足を運んでみてください!
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原料にこだわるアイスクリームメーカー
お店の名前はHansens Is。創業は1920年代と、デンマークでも歴史が古いアイスクリームメーカーのひとつです。
創業当時からFrederiksbrog Isの名前で質のいいアイスクリームを提供し続けていましたが、1997年にはネスレ社のもとで全国販売を展開。人々の間に一躍知られることとなった代わりに、創業当時の味が失われたことも確かでした。
そんな中、創業者の孫がもう一度昔の味に戻そうと立ち上がります。生乳は近くのオーガニック農場に毎朝仕入れに行き、バニラもコンゴやマダガスカルから入れるなど、今では原料にこだわったアイスクリームを提供しています。
棒アイスやカップアイスの卸もしているので、カフェやスーパーなど街角で見かける機会は多いかもしれません。そして、コペンハーゲン市内の直営店では、普段は食べられない特別なアイスクリームに出会えますよ!
まずは路面店へ!
1店舗目。場所はアメリエンボー宮殿やカステレット要塞周辺、ローゼンボー宮殿にも比較的近いStore Kongensgade沿い。それぞれからは徒歩5〜8分程度で、Nyhavnからでも10分ほどでしょうか。
この通り、Nyhavnに近い場所にはカフェやレストランも多く賑やかなものの、奥まで足を伸ばすとひっそりした雰囲気があるので心配になるかも。
でもめげずに進むと小さな看板が見えるはず。また、お店自体も日本で言う1間ほどのこぢんまりしたスペースで見落としそうにはなります。ただ、ハイシーズンにはちょっとしたテラス席や看板も歩道に出ているので、それを目印にしていけばいいかと。
中は注文カウンターとショーケース、ディスプレイ程度のテーブル席のみですが、雰囲気があってかわいい!
イメージカラーの水色と白で統一されていて、インテリアの参考にもなりそう。
さて、メニューですが、アイスクリームやソフトクリーム以外にもかなり豊富!しかもメニュー表もかわいい。
スタンダードなものだと、アイスクリームが1スクープ30kr、2スクープ40kr、3スクープ50kr。ソフトクリームはバニラ、チョコレート、ミックスが選べて小が32kr、大なら42kr。ちなみに、他のショップのソフトクリームはたいていバニラ味のみですが、ここはミックスまであるのがミソ。
さらにはミルクシェイク(55kr)やワッフル付き(32kr)、アフォガート(45kr)までとなんと魅力的!ここまで揃っているショップはなかなかありません。
加えて、メーカーオリジナルの棒アイスも全種類用意されていますよ(上の写真右下)。しかもこちらは価格が15kr〜と抑えめなのも嬉しいです。(娘はいつもこれ)
この訪問日はちょうどソフトクリームを欲していたので、珍しいミックスを注文!同行していた娘は通常どおり赤いアイスがいいということで、棒アイスのストロベリー味を。
このソフトクリームが美味しかった〜。さすがこだわっているだけあって、しっかりとしたバニラの香りと優しい甘さが心地いい。チョコレートも甘すぎず、カカオの苦味が程よく効いていました。しかもしっとりした口どけ。
また、特筆すべきはコーンの美味しさです!サクサクとしっとりのちょうど中間ほどの食感で、控えめな甘さでアイスとのいいバランス。
これは私のお気に入りソフトクリームになるかもしれません!やはり原料にこだわっているだけあるな、という感じです。いろいろと食べ比べてみたい、今後もぜひお邪魔したいお店でした!
Hansens Mejeri Forhandler
Store Kongensgade 93
1264 København K
月-木 10:00-18:00
金 10:00-22:00
土-日 12:00-18:00
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2店舗目はチボリ公園に!
このショップ、なんと2017年にはチボリ公園内にも店舗をオープンさせたとのこと。しかも、また別のコンセプトということで、さっそく行ってきました!
場所はメインエントランスからまっすぐ行ったところのログハウス風の建物、Wood House内。目標は目の前にある大きな噴水。
主にハンバーガーを提供するこのカフェの一角に、Hansens Isのコーナーが。こちらの内装もセンス良し!
さて、種類豊富な直営ショップと比べ、こちらでは棒のアイスがメイン。
でもただの棒アイスではありません。スタッフが目の前でコーティングやデコレーションをしてくれる、目でも楽しめるアイスクリーム。まずは見本からアイスの味を選びます。
黄色→パイナップル+バニラ、ピンク→ラズベリー、白→バニラ。子どもサイズやソフトクリームもあります。上にかけるトッピングはそれぞれナッツやベリーなど。
暑い日だったので、私はさっぱりベリー系に。注文するとお姉さんがトッピングをしてくれました。基本的にトッピングはフレーバーごとに決まっていますが、希望すれば別のものに変更可能だそうです。
チョコレートつけて…
トッピングして…
出来上がりまで干されているところ↓
こちらが出来上がり↓
お値段は42krでした。他の棒アイスの相場からはちょっと高いかもしれませんが、サイズは大きいのでその分食べごたえはばっちり。
さて、気になるお味ですが…。
想像していたベリーのシャリシャリとは違い、思ったよりしっとり系のクリーミー食感。アイス自体にある酸味とコクのバランスが食べ応えあり!また、チョコレートとの相性も良くて、チョコがけの部分とそうでない部分の違いが楽しめていいかも!トッピングも邪魔しません。
正直ちょーっと高いな、と思う部分もありますが、それに見合うクオリティで納得!前述のソフトクリームからも想像するに、バニラ味も美味しいと思われます。
ただこのお店、外からだと存在が分かりにくいのが残念。実はカウンター横のドアから出ると、こんな感じでかわいいのですが…。
この通り自体人通りが少ないので、さらに残念!
Wood House自体に賑やかさがなく入るのに勇気がいるかもしれませんが、アイスの味は本当に美味しかったのでおすすめです。ぜひぜひチボリ公園でアイスが食べたくなったらこちらをお試しいただきたいと思います。
また、チボリ公園内ではHansens Isのアイスクリームがメインとして提供されていますので、他のカフェやブースでもこちらのソフトクリームや袋入りの棒アイスなどを見かける機会があるかもしれません。
「Hansens Is」の表示は美味しい証拠。ぜひ一度味わってみてくださいね!
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