2018年5月4日、コペンハーゲンに新しいフードコートが誕生しました。それがBroens GadeKøkken。
観光名所Nyhavnから橋をひとつ渡ったところにある好立地で、今話題のレストランやカフェが集結しています。どこのお店でも100kr前後のストリートフードが楽しめ、ビールバーやワインバーもあります。海沿いというロケーションは天気のいい日のランチのにぴったり。
今回は、今後コペンハーゲンの新名所となりそうなフードコートの様子をご紹介します!
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前身は対面にあったCopenhagen Street Food
コペンハーゲン旅行に来られた方のブログなどを拝見すると、ときどきCopenhagen Street Foodの話を目にします。外観はこのような感じ↓
2014年にNyhavnの対岸にオープンし、広いロケーションで注目を集めたストリートフードの集合体。定番のハンバーガーやオープンサンドイッチに加え、ラーメンや韓国料理などのアジア系フードも豊富で、一時の賑わいはすごいものでした。
そんなに人気だったストリートフード館なのですが、実は2017年末で閉館となってしまいました。
本当は去年このブログでも取り上げようと思っていたものの、夏頃から閉館の噂を耳にしていたので記事にできず。
ただ閉館の噂とともに聞こえていたのが、新しいフードコートのプラン。ストリートフード館の運営者がコンセプトを引き継ぎ、新たな経営陣を迎えて生まれ変わるというものでした。
詳しい場所についてはあまり分からなかったものの、4月頃になって旧ストリートフードの対面だと判明!そして5月のニューオープンが待たれたのでした。
Nyhavnからひとつ橋を渡った場所
コペンハーゲンの観光のメッカ・Nyhavn。そこから少し海の方へ進むと、かなりモダンな橋が見えてくると思います。
新フードマーケットはこの橋を渡ってすぐの場所にあります。
以前は橋の目の前に建物があるものの、回り込むように迂回して行かなければならず少し遠い感じがありましたが、生まれ変わったフードマーケットは橋を渡ってすぐの場所。
橋を渡りきるとこんな風景が広がるはず。
右側に屋台群、そして広々としたテラス席が中央に見えます。横を通っている道は自転車専用道。そのため車を気にせずにゆっくりできそう。親子連れでも安心して楽しめるでしょう。
ちなみに、奥に見えるレンガ屋根の建物には以前こちらのブログでご紹介したミシュランレストランNOMAのビストロカフェ・108 the cornerが入っています。こちらもかなりおすすめですよ!
フード系5軒
さっそくお店を見ていきます。
まずはGRØD。
うっかり写真を撮るのを忘れてしまい申し訳無いのですが、英語で言う「ポリッジ」という意味のお店。その名前の通りポリッジやリゾットを提供しています。グルテンアレルギーにも対応しているのが嬉しいポイント。
コペンハーゲン市内にいくつか店舗があり、中でも中心部のマーケットTorvehallernen内の店舗はいつも混み合う人気店。自社プロデュースの市販品も大手スーパーなどで売られているのでチェックしてみてください!
お次はCalifornia Kitchen。
最近のベジタリアンの増加やヘルシー思考ブームに乗って、流行の兆しがあるポキ丼のお店。
野菜が嫌いなデンマーク人でも食べやすい食材と味付け。そして値段の割に大きいボリューム。テイクアウトやブランチ利用で人気です。屋台での出店は初めてのようですが、価格は85〜95kr。知名度からか、食べやすさからか、訪問時には行列ができていました!
さて次はちょっと変わり種、マレーシア+シンガポール料理のMAK-CIK。
こちら、まだまだ未知の世界なのですが、マレーシア風スパイスのチキンウィング(95kr)やパクチーたっぷりのタコス的メニュー(75kr)。肉肉しさとスパイシー感が魅力的!
この屋台も新鮮ながら、親レストランIBUもコペンハーゲンでは新顔。2017年にオープンしたばかりで、料理はアジアンフュージョン。新顔とはいえ、すでにデンマークメディアの年間アワード「注目の新店」部門にノミネートされる注目の存在らしいので、これからの動向を見守っていきたいところです!
次はおなじみのハンバーガー。以前当ブログでも取り上げたGasoline Grillが出店!
個人的にはこのお店、コペンハーゲンのハンバーガー戦争で1、2を争う美味しさだと思います。なので屋台での出店は嬉しいです。ただ、本店とはメニューが違い、チーズバーガー単品(75kr)かドリンクとのコンボ(ポテトなし、100〜110kr)のみでした。
ちょっとチョイスが少ないような…。人手が足りないのかな?せめてポテトが付いていてほしかった。。
そしてフード系最後は南米料理のPAL’PUEBLO。
メニューはタコスやセビーチェ(各95kr)、ドリンク。世界的に南米料理に注目が集まってはいますが、ついにここにも来たかという感じ。
看板にある「by PMY」とは、親レストランの名前です。ペルー、メキシコ、ベネズエラそれぞれ出身の3人のシェフが繰り広げる南米料理が堪能できるそう。実はこちらも最近話題のお店。まだ行ったことはありませんが、南米…興味はあります。
そして気になる実食!訪問時のチョイスはハンバーガーとセビーチェ。
ハンバーガーは安定のふわふわバンズ。そしてカリカリに焼けていて食感もバッチリ!お肉もちょうどよい火入れで満足感はありました。ただ、あえて言うならお肉の味がちょっと弱かったような…?
一方のセビーチェ。オニオン、きゅうりの下にはサーモンが隠れていました。トッピングはカリカリコーン。酸味と塩味のさっぱりした味付けで、とくにきゅうりのマリネ具合が良かったです!
一緒にオーダーしたドリンクはパイナップルジュース。微炭酸で発酵系の風味だったので、コンブチャ的な感じかな?
どちらも味は美味しかったのですが、セビーチェのボリュームがもうちょっとほしいところ。この量で95krはちょっと高いかも…。
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カフェ・ドリンク系4軒
さて、食後にもカフェタイムにも使えるお店は4軒。
定番のフィルターコーヒーやカフェラテに加え、コールド系も充実。カフェコンブチャなんていう面白そうなものやコーヒーソフトクリームもあり魅力的です!
というわけで、暑かったので誘惑に負けてソフトクリーム(30kr)を注文!
これ、、、かなり美味しかったです!
なめらかでミルクの味がしっかりとあるソフトクリーム。そしてコーヒーの風味もばっちり効いています。甘すぎず、濃すぎず、ちょうどいい爽やかさ。しかも上に乗ったコーヒーパウダーと一緒だとまた味が変わる!思わず「もう1個!」といきたくなる味でした。
このアイス、他店舗でも販売されているとのことですが、屋外、そして海沿いで食べると美味しさ倍増ですね。
そしてその隣にも1店舗アイスクリームショップが。ブログ記事で取り上げたHansens Isです。
こちらは正統派アイスクリームという感じ。こちらはバニラが香るソフトクリームがおすすめかな?…でもどれも美味しいかも。
残り2軒はそれぞれワインバーとビールバー。
この2軒、正直どちらもオープンに間に合っていない感が否めません。というのも、メニューには書いてあるものの、今は用意がないとか準備中だとかで結局1〜2種類のチョイスしかなかったのです。
特にビールバー!コペンハーゲンのミクロブリュワリーからビールを入れているという触れ込みだったのですが、実際購入できるのはメジャー系のROYALビールとモヒートのみ。今後はもちろん用意されるのでしょうが、期待していただけに残念ではありました。。
今後の進化に期待したいフードマーケット
前述のビールの件も然り、全体的にも突貫工事でオープンさせた感がちらほら。
まだ全てのテナントが決まっていないのか、閉まっているブースもいくつかありましたし、各店舗のメニューもなんだか中途半端…。
100kr前後で食事できるのはいいとして、まずはそれぞれもう少しボリュームを増やしてほしい!セビーチェ少なすぎるよ!!あとはもう1品2品、メニューも充実したらいいな、と。出店者も増えるといいな、と。
すでに注目の屋台の出店で話題性はバッチリですし、各メディアもすでに取り上げているので、もう少し盛り上がるといいなという気持ちでこれからの成長に期待です!今後、ぐんと盛り上がるようだったらこちらのブログでも取り上げたいと思います。
…と、なんだか偉そうなことを言ってしまいましたが、Nyhavnの観光がてら足を延ばせる距離は魅力的。また海沿いなので天気のいい日は雰囲気が最高です。今話題のスポットであることに変わりはないので、みなさんも時間を見つけてぜひ覗いてみてくださいね!
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