若い世代による新しい店舗の誕生によってどんどん変わってきているコペンハーゲンのベーカリー事情。
今回は筆者が実際に訪れて選んだコペンハーゲンのベーカリー5店をご紹介します。
それぞれのお店ではこだわりと個性を大切にしたクオリティの高いパンを味わうことができ、どこもわざわざ出かける価値あり!コペンハーゲン旅行の際にはぜひチェックしてみてください!
スポンサーリンク
1.正統派のAndersen Bakery
正統派のデニッシュを味わいたいなら、まず一番におすすめするのがAndersen Bakeryです。
以前はコペンハーゲン中央駅目の前にも店舗があったので、一度コペンハーゲンを訪れたことのある方ならご存知かもしれません。現在は中央駅からバスで15分ほどの住宅地に移転し、地元の人に親しまれているベーカリーとなっています。
アクセスはコペンハーゲン中央駅から5C(Klaksvisgade下車)、または250S(Isafjordsgade下車)に乗り、それぞれのバス停から7、8分ほど。同ルートは徒歩でも20分ちょっとの距離です。
パンの種類は、デンマーク人に親しまれている昔ながらのデニッシュが中心。
デニッシュ版シナモンロールのKanelsnegle、ケシの実が香ばしいTebirkes、ホームメイドクリームが優しいSpandauerなど、デンマークらしいものがずらり。もちろんクロワッサンや食事系のパンもありますよ。
原料はオーガニックにこだわり、どれも丁寧に作られている感じがあります。その真髄を味わうには、焼きたてが味わえる午前中の時間帯の訪問がおすすめ!気持ちいいくらいにパリパリの生地はきっと病みつきになってしまうことでしょう。
しかも午前中ならお得なモーニングセット(デニッシュ+ドリンク)40krも提供されています。中央駅周辺にホテルを取るなら朝の散歩にもちょうどいい距離ですし、充実した朝のひと時を過ごしにぜひ訪れてみてください。
Andersen Bakery
Thorshavnsgade 26
2300 København S
月-金 6:30-19:00
土-日 6:30-18:00
2.一流パティシエの味、Andersen & Maillard
Andersen & Maillardはパンだけでなく、コーヒーやスイーツも自慢のベーカリカフェ。
まずはメインのクロワッサン(25kr〜)。
常時プレーン、グレーズ、コーヒーグレーズと3つのフレーバーが楽しめます。運がよければアーモンドクロワッサンに出会えることも。
それぞれのサイズは小ぶりですが、ずっしりしているのでひとつでもかなりの満足感。もちろん香ばしいバターの香りもしっかりあります!
クロワッサンのほか、チョコチップクッキーやブリオッシュ、チョコレートタルト(タルトは不定期販売)などのスイーツも楽しめます。
フードを手がけるのはNOMAをはじめとするミシュラン3つ星レストランでパティシエシェフを務めたオーナー!一流レストランでも提供されていた味を堪能できるとは、なんとも贅沢!
また、コーヒーにもこだわりが。有名コーヒーショップでの経験豊富なもうひとりのオーナーが手がけていて、お店では自家焙煎も行っています。
カフェ利用も可能で、席数もかなり多いです。ただ、午後のカフェタイムには混み合って席が取れないこともあるのでご注意を。
アクセスは中央駅、またNørreport駅からバス5Cで1本です。最寄りのバス停はKapelvej。中心部から外れるといってもアクセスは全然悪くないので、雰囲気のいいベーカリーカフェで至極のひと時を味わってみてください。
Andersen & Maillard
Nørrebrogade 62
2200 København
月-日 7:00-19:00
3.ブランチも人気のMirabelle
3番目にご紹介するのは、Mirabelle。クロワッサンが評判のお店としてたいてい名前が挙がるベーカリーカフェです。
小麦粉はお店から30kmほどの距離にあるオーガニックファームから仕入れた新鮮なもの。その小麦で毎日焼かれるパンが美味しくないはずがありません!クロワッサン(28kr)は外はサクサク、中はふんわりのいい感じ。
また、こちらではボリューミーなブランチ(135kr〜)も人気です。訪問時は10時過ぎだったのですが、その後どんどん混み出してほぼ満席に。みんな思い思いに読書をコーヒーを楽しんだり、ブランチでまったりしたり、様々でした。店内も明るく、居心地のいい雰囲気。
アクセスはバス5CでKapelvej下車。実は、前述のAndersen & Maillardからは徒歩7分ほどの距離にあります。2軒をはしごというのもいいですし、同敷地にはピザレストランやビールバー、おしゃれなアパレルショップなどもあるので、この周辺で1日を過ごしてもいいかもしれませんね。
Mirabelle
Guldbergsgade 29
2200 København N
朝食/ブランチ
月-金 8:30-11:30
土-日 8:30-12:30
ランチ
月-金 11:30-15:00
土-日 13:00-15:00
ディナー
17:00-21:30
スポンサーリンク
4.絶品クロワッサンならBageriet Brød
最近、コペンハーゲンのベーカリーでは定番になりつつあるクロワッサン。その流れに乗って何軒か食べ歩きましたが、一番美味しいと感じたのがこちらのベーカリーBageriet Brødのもの。
外側はカリカリ、中はちょうどよく空気が入り、生地自体はしっとり。濃厚なバターが香ばしく食欲をそそってくれます。大きさも申し分なし。特筆すべきはそのお値段。18krはかなりお買い得です!
他にもチョコクロワッサンやケシの実のTebirkesもバターのじゅわっと感が味わえて病みつき必至。日によっては午後の時間帯にタルトや揚げパン、グラノーラバーなどにお目にかかれることもありますよ。
原料はオーガニックにこだわり、牛乳やスムージー、バターなどのオーガニック製品も同時に販売されています。店内にテーブル席がないのが残念ですが、その場でコーヒーやラテのテイクアウトも可能。
場所はコペンハーゲンのVesterbro地区。アクセスは中央駅からバス14番(乗り場は西出口側)で5分ほど、最寄りのバス停はFlensborggadeとなります。
観光ではあまり赴かないような地元の生活圏内にあるこぢんまりとしたベーカリー。クオリティはかなり高いので、ぜひ足を運んでみてください!
Bageriet Brød
Enghave Plads 7
1670 København V
月-金 7:00-18:00
土-日 7:00-17:00
5.センスに脱帽のJuno the Bakery
以前のブログ記事でもご紹介しましたし、私のインスタグラムのも何度か登場しているJuno the Bakery。
初めて食べた時からそのセンスに受けた衝撃がすごく、どのパンやスイーツを食べても外れることのない、今の私の中では総合1位のベーカリーです。
どれも美味しいのですが、他のベーカリーと一線を画すカルダモンのパンは個人的にイチオシです。
バターとカルダモンの香り、ふわふわの食感、ちょうどいい甘さ。どれをとっても絶品です!こちらは定番商品のようで、たいていは販売されているのでぜひお試しあれ!
平日はプラス1〜2種類のデニッシュ、そして食事系パンが並びます。週末にはチョコクロワッサンやタルトなどの甘い系の種類が増えるそう。
ただ、週末の時間帯によっては行列必至の人気店なので、時間に余裕を持ったほうがいいかもしれません。
アクセスは中央駅からS-togでNordhavn駅下車か、バス1AでÅrhusgade下車となります。中心部からは多少時間がかかりますが、足を伸ばしてでもわざわざ行きたいベーカリーですよ。
Juno the Bakery
Aarhusgade 48
2100 Copenhagen Ø
月火 休
水-土 7:30-18:00
日 9:00-15:00
今後も更新される可能性大!
最近では話題のレストランだけでなく、注目のベーカリーも増えつつあるコペンハーゲン。
これを書いている2018年5月現在も、気になりながらまだ訪問出来ていないベーカリーがいくつもあります。そのため、このベスト5も今後更新される可能性は大です!
そのときはまたご紹介しますので、ぜひこれからも一緒にコペンハーゲンのベーカリー事情を見守っていきましょう!
コメントを残す