ビールの生産量が世界第4位のデンマーク。
現地にいるとそれが肌で実感できるほど、デンマーク人はとにかくビールをよく飲みます。日本人なら最初はビール、そのあとワインや日本酒にはしご…なんてことが多いですが、デンマーク人の場合はずっとビールで通す人も少なくありません。
さて、デンマークのビールといえば、カールスバーグCarlesbergやツボーTuborgが有名ですが、実は全国各地に大小含め120以上ものブリュワリーがあるそうで、それぞれがその土地のビールを醸造しています。
また、最近では新しいブリュワリーもブーム。若者にも受け入れられるような新しいコンセプトでオリジナルのビールを醸造しているところも多くなっています。
中でも、そのブームの火付け役の一端を担ったといえるのがミッケラー(Mikkeller)。
2006年に誕生したこのブリュワリーは、デンマーク特有の軽い飲み口のビールながら、ホップの香りや発酵法などで様々な個性的なビールを醸造しています。市内にはバーをはじめ、レストランやファーストフード店、ラーメン屋(!)なども経営していて、オープンのたびに注目が集まります。
そして、そのブリュワリーがこの2017年の夏限定でオープンしたのが、今回ご紹介するHAVEN Barです。
ロケーションは観光のポイント・ニューハウンの先の運河沿いと、雰囲気もアクセスも最高。
この建物、もともとはスウェーデンからの荷物をチェックする税関として1937年から使われていたものです。
2002年にその役目を終えてからは、レトランやバーとして使われていました。最近まではコペンハーゲンでも人気のおしゃれインドレストランが看板を掲げていましたが、そのレストランも2016年にクローズ。そしてこのポップアップバーです。
バーは明るく、夏の日差しが差し込んできます。週末はDJイベントが行われるらしく、レコードやポスターもディスプレイされていました。
まずはカウンターでビールを注文!
ミッケラーでは市内各店舗のイメージに合わせたオリジナルビールを作っています。ということで、ここでは1番のNyhavn Pilsnerと8番のNyhavn Brownをいただきます。
ミッケラー定番の個性的なイラストのグラスでやってきました。ピルスナーは華やかなホップの味が効いていますが、とても飲みやすい。ブラウンの方もバランスのとれた味で、ついつい一気に飲み干してしまいました。。
また、フードはコペンハーゲンでデリを展開するメイヤース(Mayers)とのコラボ。サーモンのオープンサンドはなかなか美味しく、リンゴやルバーブの酸味がいいアクセントになっていました!あまり期待していませんでしたが、食事もおすすめできます。
この日は日差しも強く、夏の雰囲気たっぷりでしたので、いい気分で2杯目にすすんでしまいました。
こちらはグレープフルーツのような酸味があって、ビールよりもさらに爽やかな感じ。まさに夏にぴったりのビールでした!
この日は平日だったので、天気が良かったとはいえ人も少なく、のんびりした雰囲気。ついつい3時間もまったりしてしまったのでした。
このポップアップバー、今のところ期限は決まっていないようです。実は8月11、12日の両日開催されるミュージックフェスHAVEN Festivalに先立ってオープンしたバーなので、それまでは営業するそうですが、フェス以降は評判次第とのこと。
でもなんだかんだ言ってこの夏いっぱいまで営業する気がします。
個性的なビールと美味しいデリ、海辺の雰囲気と、コペンハーゲンが堪能できる要素がいっぱい!また、深夜まで営業しているので、昼とはまた違った雰囲気が楽しめると思います。この夏コペンハーゲンに来られる方はぜひぜひお立ち寄りください!
HAVEN Bar
Havnegade 44,
1058 Copenhagen K
月-木 13:00-0:00
金-土 13:00-2:00
日 13:00-0:00
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