コペンハーゲンのフードシーンは今や世界からも注目を集めています。
今や世界的に有名なレストランNOMAの出現以来、デンマークのガストロノミー界は大いに盛り上がりました。続々と話題のレストランがオープンし、2016年にデンマークでミシュランの星を獲得したレストランは22軒。
また、その盛り上がりはどんどん下へ下へと流れてきて、今コペンハーゲンでは食に関する選択肢が広がりました。300〜400kr前後でコース料理が楽しめるレストラン、こだわりのワインやビールその他食材に特化したバー、多種多様・多国籍なテイクアウト、豆にこだわったカフェなどなど。
ここ数年でコペンハーゲンは外食するのが楽しい街に変化していると感じます。美味しいものが好きでこうしてブログを書いている身としても、紹介しがいがあって嬉しいです!
さて、以前美味しいハンバーガーのお店をご紹介しましたが、最近街にあふれていたハンバーガーブームはどうやらそろそろ収束に向かう気配です。そして、その後釜を狙う!?と思われるのが、メキシカンのタコス料理。
ぼんやりしたイメージしかない方は冒頭の写真をご覧ください。とうもろこしでできた皮トルティーヤの上にお肉やビーンズを乗せて食べるアレ。
ハンバーガー店に比べると提供するお店はまだ少ないですが、ここ最近は徐々に増えてきているようです。タコスは以前からずっと気になっていたので、今回行ってきました!
向かったのは市内に2店舗を構えるHija de Sanchez。
場所は、かつての食肉市場Kødbyen。
昔は空き倉庫だらけのがらんとした場所でしたが、ここ数年で話題のレストランが続々出店し、今ではコペンハーゲンのフードシーンの一端を担っています。
コペンハーゲン中央駅からは徒歩5分ほどの好立地。たくさんのお店が集まるので、食べ歩きにもいいです!
さて、サンチェスの店舗は中央駅方面から歩いてくる通りからよく見える分かりやすい場所にあります。
メキシカンな雰囲気あふれる店内にはカウンターとベンチ席があります。テーブル席なら外のテラスで。近隣のお店の賑わいを眺めながら、特に天気のいい日は気持ちよさそうです。
さあ、注文。
メニュー表を見ると、タコスは3種類。そして3つのセットが100kr。ほかに豆料理やチップスなどのサイドメニューもあります。
気のいいメキシカン店員さんが陽気に注文を受けてくれました。セット内容は日や仕入れ具合によって変わるようですが、今回はセットとメキシカンビールを注文。
手前のタコスはベジタリアン仕様。カリカリトルティーヤの上にブラックビーンズのペーストの上にサラダ、フレッシュチーズ、アボガドが乗っています。あっさりに見えますが、ブラックビーンズのおかげでコクが出ていました。カリカリの食感もいい感じ。
奥のふたつは柔らかトルティーヤの上にお肉。それぞれ左が牛肉、右が豚肉で、サラダ、パクチー、オニオンの盛り合わせ。
そして、3種類のソースの中から好みのものを選んでかけます。左からホットハラペーニョ、ハバネロ、マイルドハラペーニョ。辛いものにそれほど強くない私は、マイルドソースを選択しました。
タコスを食べるのはほぼ初めてでしたが、食べやすくて結構旨味があって、なかなかイケる味!タコスってどれも初めから辛いものだと思っていましたが、具自体はどれもマイルド。辛さに怯えてソースを控えめにしたのですが、もう少しかけた方が旨味が増して良かったかもしれません。
ただ、どれも小さめサイズなので、もう少しボリュームが欲しいところ。お腹ペコペコだったら5つは余裕で入る量です。逆に、小腹が空いた時のおやつ代わりやお酒のおつまみには最適だと思います。単品の価格も手ごろですし、メキシカンビールを飲みながらタコスをつまめば気分はもうメキシコに飛んじゃいますね!
メキシカンビールだけでなく、オリジナルのドリンク(35kr〜)も十分楽しめそうですし、ホームメイドアイスクリームというのも気になる!次回はおやつタイムに来てみようかしら。
また、もう1店舗は以前も紹介したマーケットTorvehallerneの中にあり、こちらも利用しやすいです。
ほかのお店と組み合わせておつまみにしてもいいですし、食べ歩きにもぴったり。お近くに行かれた方はぜひ立ち寄ってみてくださいね!
コペンハーゲン市内にはこのサンチェスのほかにもタコスショップがあって、まだ気になっている場所もあるので、また次の機会に紹介したいと思います。お楽しみに!
Hija de Sanchez
Slagterboderne 8
1716 Copenhagen V
月-木 11:00-20:00
金土 11:00-22:00
日 11:00-18:00
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