カロリーなんか気にしない!1000個以上が売れる盛況ぶりのホットドッグ世界一コンペTop Dog Charity

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(冒頭写真:Copenhagencooking.com)

ホットドッグはデンマーク人のソウルフード。

コペンハーゲンの街を歩いていても、広場や歩道にホットドッグの屋台を見かけると思います。そしてそこにはホットドッグをほおばるデンマーク人(だけではないですが…)がきっといるはず。

ホットドッグの価格は30kr前後。ちょっと小腹が空いたときにはうってつけの、手軽な食べ物です。

その始まりは1900年代初頭にまで遡るというので、意外な歴史の深さに驚かされますね。コペンハーゲンで初めてホットドッグ屋台が出現したのは1916年のことだそう。6年後の1922年には、すでにユラン半島のほうまで広がっていたというから、それもまたビックリです。

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最初の屋台、価格は25øre(1krの4分の1)http://www.festvognen.dkより

もう100年近く、デンマーク人の舌にはホットドッグの記憶が植えつけられてきたんですね!彼らがホットドッグを食べたくなる理由が分かった気がします。

そんなデンマーク人とは切っても切れないホットドッグ。現在開催中のフードフェス Copenhagen Cooking & Food Festival でも、ホットドッグにフィーチャーしたイベントが開かれました。

今回は大盛況だったそのイベントの様子をお伝えします。新しいホットドッグの発見があるかもしれません!


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ホットドッグ世界一を決めるコンペティション

イベントはその名もTop Dog Charity

世界で活躍するトップシェフが、オリジナルのホットドッグを披露するイベントです。

デンマークをはじめ、スペイン、スウェーデン、グリーンランド、南アフリカ、アメリカ。(中国からも予定していましたが、キャンセルとなったよう)

そしてなんと日本からも!大阪北新地の人気店「焼鳥市松」をされている竹田英人さんだそうです。

実はこのこと、恥ずかしながら後で知りました…。急に行くことを決めて、前知識無しに飛び込んだ会場。開始直後ということもあってかすごい人!ホットドッグを買うのも大変だったのです。。

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人混みで前が全然見えない…

ちなみに他出場者も、スペインはガルトロノミーレストラン・ムガリッツのシェフ、アメリカはテキサス州の肉屋店主、土地の素材を使ったグリーンランド料理を提供するシェフなどなど、興味深い経歴の面々が。

さらに審査員5人がその場で実食し、ホットドッグナンバーワンを決めるのだそうです。デンマークにも料理のコンペ番組はありますが、まさにそれを間近で見ているようなものですね!

審査員にはスターシェフも名を連ねる

その出場者の運命を決める審査員には、前日のスペシャルディナーで腕を振るったスターシェフ3人の姿も!

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中央にRasmus Kofoed、司会者でAnne-Sofie Picが隠れてしまいました…

フランス3つ星Anne-Sofie Pic、デンマーク3つ星Rasmus Kofoed、アメリカ2つ星Dominique Crennの3人。彼らが審査員をするあたり、やはりデンマーク人のホットドッグ愛を感じますね。

売り上げはチャリティーに

このイベント、もちろん一般も参加可能。7カ国のブースから、自分の好きなホットドックを味わうことができます。とはいっても、一般投票がないのが残念でしたが…。

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けっこうな人出で…

気になる価格ですが、なんと100kr!
何個か食べ歩きできるわけじゃなくて、1つの値段ですよ!?普通なら買わない値段ですよね。もちろん、世界から集まったシェフたちの華やかなホットドッグなのは分かりますが、それにしても100って…。解せない。

ちなみに、集まったお金はすべてチャリティーに回されるそうです。世界の貧困をなくすために活動しているCAREという非営利団体の活動費になるそうです。…が、チャリティーならもう少し安くてもよくない?と思う私は人間失格でしょうか…。


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実食!

そんなこんな言いながらも、私も1つ購入しました。こんな機会滅多にないので、ね。

値段が値段だけに、食べ歩きはできない。十分吟味したのですが、決めきれない!!そのうちにどんどん長くなっていく行列。。

…血迷って(?)デンマークのブースに並びました。

NYのレストランでシェフをするJonas Boelt。彼の作ったホットドッグはNYメディアにも賞賛され、そのために今回のコンペの参加になったそうですよ。

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真面目です

オートミール入りのパン、ハーブ入りソーセージにグリーンピースのピュレ、ディルなどの香草のせ。

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出来上がったのがこちら

オートミール入りとはいえ、パンが意外にふわふわでした。ソーセージはあっさり系。全体的な味は全然わくるないです。ただ、ピュレもハーブも控えめなので、もう少しパンチがあってもよかったような…?

残念ながら、大きさは街で売られている通常の大きさなので、満腹感はあまりなし。食べ歩きできる値段だったら本当によかったのに!その一言に尽きます。

気になる優勝者は…

さて、2時間にわたるコンペは終わりを告げ、気になる結果発表!(実際は翌日のニュースで知りましたが)

なんと日本からいらした焼き鳥屋さんの優勝だったそうです!!

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Copenhagencooking.comより

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copenhagencooking.comより

焼き鳥屋さんならではの、鳥肝とハツが入ったソーセージ。パンは味噌と醤油味で、トッピングはネギと七味、というまさに焼き鳥の一品!これならパンチもあるし、さすが日本人です!これを食べればよかった〜

そしてホットドッグの総売り上げは106,900krだったそうです。つまり、1069個のホットドッグということ!17〜19時の間でそれだけ売れるんだからすごいですね。

イベント的にはおもしろかったです。審査員も豪華で、それなりに盛り上がっていましたし。

ただ、やはり、、
価格は改善の余地ありと思います。また、一般投票で参加もできればもっと楽しめたと思います。来年に期待!とりあえず、普段とは違うスペシャルドッグを食べられたので良しとしましょう。

みなさんもぜひ、コペンハーゲンの街ではデンマーク人のソウルフードを味わってみてくださいね!!

 

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