7月の天候不良が嘘のように、8月は太陽が顔を出すことが多く、嬉しい限りのコペンハーゲン!10月まで続く蚤の市巡りもまだまだ満喫できそうです。
青い空の下での蚤の市は、現地の雰囲気を味わうにはもってこいですが、難点は週末のみの開催ということ。平日にアンティーク巡りをしたい方には少し悩みものですね。
そんなときにはアンティークショップをハシゴしましょう!
…と言いたいところですが、実はコペンハーゲンのアンティークショップ、廃業しているところも少なくありません。
特にストロイエ付近のショップは観光中に立ち寄ることもできるので便利でしたが、どんどん少なくなり、ジュエリーショップやおしゃれカフェなどに様変わりしています。中には買い手がつかず、窓に目隠しだけがされている状態のものも。。
原因は店主の高齢化がまず一番に考えられます。また、それを引き継ごうと思っても、中心地は土地代が高かったり、営業の採算が合わなかったりと、経営がなかなか難しい状況なのではないでしょうか。
一方、バスに乗って少し足を伸ばすと、通りの奥や路地、住宅街などにぽつん、ぽつんとショップは見つかります。そこでいい出会いもあったりするのですが、なるべく多くを回ろうと思うと、バスや電車を駆使して、コペンハーゲンじゅう彷徨わなくてはなりません。
そんな中、コペンハーゲンで唯一の骨董街と言っていい場所がひとつ。しかも中心地からのアクセスも悪くない!
今日はそんな骨董街についてご紹介します。アンティーク好きのみなさんはメモの準備を!
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中央駅からバス5Cでダイレクト!
通りの名前はRavnsborggade。地区でいうと、ストロイエの北側、Nørrebro地区にあります。
この地区、以前は移民が多くちょっとラフなエリアというイメージでした。でも今は若い学生や家族の住民も増え、雰囲気のいいカフェやレストランも多くなり、コペンハーゲンのホットスポットとして生まれ変わりつつあります。
この通りへのアクセスはとても簡単。黄色×水色のバス5Cに乗り、停車場Ravnsborggadeで降りるだけ。
ちなみにこのバス、市内移動にも便利。南はAmager地区から始まり、チボリ公園、観光案内所のある中央駅やマーケットのNørreport駅を通り、北へ抜けるルートです。空港にも繋がっていて(かなり時間はかかりますが)、普段から利用者が多いラインです。
さて、Nørreport駅方面から来てバス停を降りると、右側の角にはスーパーFaktaとカフェがそれぞれ見えてきますよ。そこから始まる通りがRavnsborggadeです。
今も10軒ほどが営業中
通りを歩いてみると、おしゃれなショップもありますが、ちら、ほら、とアンテーィークショップが見えてきます。そもそもおしゃれショップも以前はアンティークショップだったのですが、やはり世代交代のためか、少し様子が違ってきています。
それでも、へんくつおじさんや個性的な店主が今でも店番をしているョップは貴重です!
ちなみに、蚤の市などでもそうですが、私には「おじさんが群がっているところにはいいものがある」というジンクスが。
古い切手やはがき、ピンバッジや古道具はおじさんの心を揺すぶるようで、それは私も同じです。そのため、一生懸命なにかを探すおじさんがいる場所を覗いてみると、お宝が見つかることが多いです。
なのでアンティークショップのおじさんたちにも、秘かに心を寄せております。
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交差点は要チェックエリア!
何軒か覗きながら歩くと、角に小さな公園がある交差点にぶつかると思います。
ここが要チェックエリア!
4軒のショップが集まっていて、いいものに出会える可能性も高いです。(写真対角のショップは物だらけでほとんど見ることができませんが…汗)
店内の写真があれば良いのですが、なかなか個性的なおじさま方なので、難しく、、すみません。(もちろんおばさまや若いお姉ちゃんもいますが…)
実際に来て、見ていただければ分かると思います!
ただ、こちらは有名な骨董街なので、いい物が見つかる代わり、やはりお値段もそれなりで…。もちろん交渉次第ですが、その点はご了承ください。
まずは第一印象が大事!
入店の際にはやはり、第一印象を大事に、ということで、HELLO!とあいさつはしっかりしたほうがいいかもしれません。
これ、フランスやスイスでは当たり前のことだったのですが、さすがシャイ(無愛想?)なデンマーク人!さらに個性的な面々ということで、中に入っても目すら合わせてくれない人も多いです。。すみません。。
ですが、めげずにあいさつすると、もしかしていいことあるかもしれません。(いや、特にないかも?)少なくとも、いいお客としての印象はいいはず。
そういう私自身も、こっち見てないからいっか、とあきらめがちですが、最近はじっと見つめてこっちを向くのを待ったりします。まあそれで、サービスや割引があるわけではありませんが、自分の気持ちも良くなるので。最後にお店を出るときのThank you!の一言も同様です。
きまぐれな営業日
いい物が集まる骨董街ですが、ひとつ難点が…。
営業日がきまぐれ、ということです。
そもそもショップによって違うので、月〜金のみ、土曜日も空いている、水・金・土のみ、などバラバラ。さらに、営業日であっても、閉まっていることも多々。自由すぎる!!
ちなみに今回訪れたときは水曜日。なんとラッキーなことに全てのショップが営業していたのです!
ただ、ドアの営業日を見ると、水曜日は営業していないお店もたくさん。なのに何故開いているのか…?謎です。…たぶん、とても天気が良かったからだと思います。
また、開いているのに店主がいないときも。たいていは「近くのカフェにいるから呼びに来て」とドアに張り紙があったり、隣に遊びに行っているだけだったりしますが…。ホント自由!!
冒頭で、週末は蚤の市、平日はショップと言っておきながら、こんな現状で申し訳ないのですが、それもまた出会い、と思って楽しんでいただければと思います。
休憩に便利なカフェも多い
界隈にはカフェも多いので、デンマーク人に混じってローカル気分を味わうのも悪くありません。
以前ご紹介した正統派のハンバーガー店Cock’s & Cowsはランチだけでなくカフェ利用もできます。
もうひとつのおすすめは、ホームメイドのソフトクリームが味わえるお店!
ハンバーガー店の角を曲がると看板がすぐに見えてきます。
女性オーナーは手作りしたソフトクリーム。デンマーク産の牛乳を使い、ストレートに美味しいソフトクリームが味わえます。
実は、巷のデンマークのソフトクリームって、なんと言うか…口どけがあまり良くなく、甘すぎるので、それほど食べないのですが、こちらのものはさっぱりした甘さ、牛乳のしっかりした味、爽やかな口どけ、でとても美味しい!日本で食べる北海道ソフトクリームのような味わいでした。
トッピングは常時2種類。こちらもホームメイドで、私は南アメリカの香辛料・トンカ豆を使ったクランチとネクタリンを選びました。
他にもアイスコーヒーやかき氷ドリンクのようなスラッシュなどもあり、こちらの味も期待できそうです。腰を落ち着けられるカウチソファもあるので、さらにおすすめです!近くにいらしたらぜひ!
通りで開かれる蚤の市もおすすめ
コペンハーゲンでは、その通りごとにお祭り(Gadefest)があるのですが、このRavnsborggadeも例外ではなく、年に何度かの日曜日、通り全体を会場にした蚤の市が開かれます。
そこに住む人たちが自由に蚤の市に出品し、おしゃれでクオリティの高いものが見つかるので有名です。
さらに、この日に限ってはそれぞれのショップも一斉に営業するので、狙い目はこの日かもしれません。前回は6月、その前は3月でした。また、情報をキャッチ次第、こちらでもお知らせしたいと思います。
…結局見どころは週末ですね。。
HPなどを持っているショップも少ないので、営業か否かはぶっつけ本番とはなりますが、それ以外にもアパレルショップや雑貨店なども多いので、訪れる価値はあると思います!
ぜひコペンハーゲンの街歩き計画のひとつに組み込んでみてくださいね。
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