まるで平日の蚤の市!思わぬ掘り出し物が見つかるコペンハーゲンのセカンドハンドショップ

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蚤の市ネタ、北欧アンティーク話が続きますが、興味のない方すみません。。

今日ご紹介するのは、今コペンハーゲンでちょっとした流行りになっているセカンドハンドショップのお話。システムがしっかりしているので、週末に時間がなく、蚤の市出店が面倒な人にも気軽にできると人気です。

そこではおしゃれな洋服や日用品が安価で購入でき、時には思わぬ掘り出し物が見つかったりと、見ているこちらも楽しいお店です。

気になる方はぜひ読み進めてみてください!


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商人気質なデンマーク人

その前に、デンマーク人について少し。

バイキングをルーツにもちながら、商人的気質が強いデンマーク人。そもそもCopenhagenという街の名前も、デンマーク語ではKøbenhavnと言いますが、「商人の港」という意味。køben=商人、havn=港となります。

そのため、売り買いに関して、身近というか、生活に密着しているというか。

例えば、蚤の市では10歳くらいの子どもが店番をしているのをよく見かけます。それはただの店番ではなく、自分のおもちゃや絵本を実際に売っていることも多々。だから売値も自分で決めるし、お金のやり取りももちろん自分で。その売り上げはお小遣いになり、また次の好きなものが買える!…というわけ。

私が子どもの時は、駄菓子屋におやつを買いに行くことはあっても、物を売るなんてしたことがなかったので、この光景はかなり新鮮でした。

もうひとつ、デンマーク人の特徴を表す話。

友人に教えてもらったのですが、北欧4カ国の国民性の違いについて。

「道にリンゴが落ちています。あなたならどうしますか?」との問いに、

スウェーデン人→持ち主を探す
フィンランド人→人生について考える
ノルウェー人→食べちゃう
そして、
デンマーク人→人に売る

…だそうです。

確かに!デンマーク人、売りそう!けっこうお金に厳しい(セコい…汗)ので。
他の3国のことは、住んだことがないので詳しくは分かりませんが、なんとなく当たっている気がします。3カ国にお住いの皆さん、どうでしょう??

誰でも気軽に出店できるシステム

だいぶ前置きが長くなりました。。

しかも本題への導入になっているかも分かりませんが、セカンドハンドショップの話を続けますね。

もともとセカンドハンドと言うと、教会や非営利団体に寄付として持ち込まれたものを売っている場所がポピュラーでした。それはそれで面白いものが見つかるのですが、個人では出店ができない。

一方、最近人気になっている形態が、棚のひと区画を借りて出店するタイプ。日本でいうとレンタルボックスのような感じですかね。

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こんな感じです(loppenyt.dkより)

料金は1週間単位で、相場は200krほど。複数週の契約だと割引になります。

店番や会計は常駐のスタッフがしてくれるので、出店者がするのははじめの設置と、最後の清算のみ。蚤の市のように自分で店番をしなくても物が売れていく、その気軽さが人気です。その分、ウェイティングリストにも長い列ができている模様。

出品アイテムは食品以外ならたいていOKです。日用品、洋服、おもちゃ、アートピースなど、常識的な物ならなんでも。

今のところ、私が知っている限りでは3軒ですが、この人気ぶりを見るともっとありそうです。


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おすすめのショップはこちら

その3軒のうち、北欧アンティーク好きの心を一番くすぐるのが、Frederiksberg市庁舎のすぐ横にあるショップLoppehylder

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白い建物の地上階に

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控えめな外観

Frederiksberg市庁舎は今まで何度も訪れているのですが、このショップは盲点でした!なかなか目につかない路地なので、つい3ヶ月ほどまえに発見したばかりです。

この形態のショップは前に覗いたことがあるので、あまり期待していなかったのですが、なかなかの掘り出し物の数々!…あまりの興奮に写真を撮り忘れてしまいました。

日用品が多いかと思いきや、デンマークはじめとする北欧アンティークアイテムがかなり豊富です。さらに、他と違うのは家具や照明、絵画などが多いこと。

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雑然としたディスプレイ

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なかなか状態のいいものが

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買うかどうしようか迷った家具

気になるお値段は…

Frederiksbergはなぜかアンティークショップが多い地域。その影響でしょうかか、このショップにも素敵なアイテムが多いです。

ただ、気になるのはお値段…。一般人が出店しているにしては強気な価格設定ばかり。例えば、冒頭のウィンドウ写真のキャサリンホルムのボウルは300kr、黄色いポットは450kr。業者が出店している蚤の市のようです…。

Frederiksbergという土地、そして物や状態がいいこともありますが、こちらのショップでは総売り上げの15%を手数料としてお店側に払わなければいけない、というのも理由でしょう。出店料の他に15%って…。けっこう高くないですか!?

だから出店者はその分を考えて価格に上乗せしなければいけないんですね〜。ここにもデンマーク人の商人根性が表れている気がします…。

メリットはいつでも立ち寄れる利便性

とはいえ、平日でも夕方でも好きな時間に立ち寄ることができ、場所によっては日曜日も営業しているのが嬉しいところ。

蚤の市が空振りだった時、前回ご紹介したようにアンティークショップが閉まっている時に、冷やかしがてら覗いてみてもいいかもしれませんね。

Frederiksberg市庁舎横のショップは土日も開いているので、土曜日の蚤の市のついでに寄ってみてもいいでしょう。

さらに、棚によっては割引になっていることも。私が覗いた時には、20〜25%の赤札を貼っている出店者もいましたので、それも注目です!

Frederiksbergのショップ所在地、営業時間はこちらです↓

Loppehylder.dk
Frederiksberg Bredegade 1
2000 Frederiksberg

月-金  10.00–18.00
土    10.00–16.00
日祝日  10.00–16.00

また、ほかの2軒は比較的日用品や洋服が多いですが、それぞれNørreportマーケット付近、Østerbro地区にあります。その住所も記しておきますので、ご参考にどうぞ!

LoppeNYT Byens Loppe Supermarked
Frederiksborggade 31

1360 Copenhagen K

月-木   10.00-18.30
金     10.00-19.00
土     10.00-17.00
日祝日   12.00-17.00


Loppehandel.dk

Kastelsvej  6
2100 Copenhagen Ø

月-金   11.00-17.00
土     11.00-16.00
日     休

たくさん回ってアンティークハントを楽しみましょう!

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