デンマーク人、あまり本を読まないそうです…。
家にいることが多いので、冬の暗い時期はとくに読書にいそしむのかと思いきや、テレビを見たりするほうが多数なのでしょうか。
また、最近のスマホやタブレットの普及も関係していると思います。主にSNSやゲームなどを楽しみ、本が読みたい場合でもダウンロードが主流…。
これでは書店も街から姿を消すはずです!
旅先では旅情がかきたてられるので、私も異国の書店に立ち寄るのが好きですが、コペンハーゲンでは書店を見つけるのが難しい!
中心地であるストロイエ沿いには、数年前までは2、3軒はあったと思うのですが、今ではすっかりカフェに姿を変えてしまいました。なんという残念なこと!紙モノ好きの私にはとても悲しい話です。。
ですが、ただ1軒だけ、長く続いている書店がストロイエ内にあります。
それが1896年から続く老舗書店、Arnold Busck。
場所はストロイエ内の観光スポット・ラウンドタワー(Rundetårn)の目の前です。
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ここは小説や実用書だけでなく、観光客向けに観光案内本やお土産も取り扱っていて、気軽に立ち寄ることができる雰囲気なのがいい。
壁の書棚、そして平置きの棚にも本が積んであります。
1階は主にデンマークや外国の小説の取り扱いですが、本が並んでいるのを見るとワクワクしてしまいますね。
また、入口付近にはコペンハーゲン観光本がずらり。観光客も足を止めやすいですね。
こちらに住んでいるとスルーしがちなコーナーですが、よく見てみるとイラストや装丁がおしゃれな本がたくさん!
とくにこちらは旅情を刺激する内容で、私もついつい買いたくなってしまう1冊でした。
市内にスポットをコペンハーゲン在住のデザイナーやアーティスト3人がそれぞれ案内しています。その冊子と旅のジャーナルを記録できるノート、コペンハーゲンの見どころを絵合わせにしたカードゲーム、ポストカードがセットになっています。
225krと少しお高めですが、イラスト・装丁にかわいらしさがあるので、旅の思い出にはぴったりなのでは?
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そして、もう1冊。雰囲気たっぷりの観光スポットの写真集Copenhagen in bag(130kr)。
200ページ以上と充実の内容。主要スポットから路地裏や住宅地まで、様々なコペンハーゲンの顔が見られて、行ったことがなくても写真の雰囲気だけでも楽しめます!そのまま飾ったらインテリアにもなりそうですね。
そして2階には芸術書や料理書、デンマークや北欧デザイン関連の本が並びます。
デンマーク語のものはもちろん、英語で書かれているものも多いですし、言葉が分からなくても装丁がきれいなので、見ているだけでも刺激になります!
日本の本に比べて重量感があり、値段もそれなりにするので、一度にたくさんまとめ買い、というわけにはなかなかいかないですが、1冊1冊じっくり眺めているだけでも十分勉強になります。写真集かと思うようなアーティスティックな写真を使ったものも多いですよ。
本や紙ものが好きな方にはおすすめのショップです。
ほかにも児童書もありますし、文房具やポストカードも置いてあるので、店内隅々までチェックしてみてくださいね!
店内にはカフェも併設されているので、買った本をじっくり眺めながらゆっくり休めますよ〜。雨の日にじっくりと腰をすえるのもいいですね。
ぜひこちらの老舗書店でデンマークのアートな雰囲気に刺激を受けていってください!
Arnold Busck
Købmagargade 49
1150 Copenhagen K
月-木 10:00-18:00
金 10:00-19:00
土 10:00-17:00
日 12:00-16:00
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