楽しみでもあり、難しくもあるのが旅のお土産選び。みなさんはこんなご希望をお持ちではないでしょうか?
デンマークに来たからにはやっぱりデンマークものを買いたい。できればパッケージが可愛いもの。お菓子以外の選択肢もあればいい。そしてなるべく1ヶ所で済ませられたら最高。
そんな願いをコペンハーゲンで全部叶えてくれる場所、それが市内中心地にある百貨店、Magasin du Nordの「デパ地下」です。
そこにはデンマーク発のスイーツ専門店などが目白押し!どれも日本ではなかなか見かけないもの、珍しいものばかりで、まさにお土産選びにぴったりです。パッケージにもデンマークらしさがあり、プチプラのものも見つかりますよ。
今回はそのショップひとつずつを紹介していきます。お土産選びはここで十分なくらいの充実ぶりですので、ぜひぜひ次の旅行の参考にしてください!
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チョコレートショップ
たいていの人に喜ばれるチョコレート。デンマーク人もチョコレートは大好きで、Magasin du Nordの中には3つのデンマーク発ショコラティエが集まっています。食べ比べというのもいいかもしれませんね。
Xocolatl
ユラン半島に本社を構えるショコラティエ。2015年のスカンジナビアンチョコレートアワードでは合計4つのメダルを獲得し一躍話題のショップとなりました。
ゴールドやシルバーなどシックな色使いのボンボンショコラ(5個入りボックス65kr〜)や、デンマークでは定番のカエルの形のチョコレートFrøer(4個入りボックス65kr〜)が有名。
もちろん自分で選べる詰め合わせやチョコレートバーなどもあります。
コペンハーゲン市内の店舗はこの百貨店・Magesinと、マーケット・Torvehallerneの2軒のみ。スタッフはフレーバーに関する質問も快く対応してくれるので、ぜひ自分だけのチョコレートを見つけてみてください。
Summerbird
以前もこのブログ記事でご紹介しているショコラティエ、Summerbird。私も日本へのお土産はこちらで買うことが多いです。
このショップの特徴はすべてオーガニック原料を使用していること。そのこだわりの上で見た目華やかなチョコレートを作り出しています。
個人的なおすすめはアーモンドチョコレートです。誰でも食べやすく値段も50kr〜と手頃。コーヒーやラクリス、レモンにラズベリーなどバリエーション豊かなフレーバーも嬉しいですね!
また、季節ごとに販売される限定フレーバーのギフトボックス(135kr前後、季節によって異なる)は味もデザインも良いので注目です。
ちなみに東京の南青山にも店舗がありますが、デンマークで購入したほうが断然お安い!気になっている方はぜひ一度立ち寄ってみてください。
Magasin Chokolade
百貨店オリジナルのショコラティエがこちら。チョコレート部門は1933年に設立され、こちらのブログ記事でもご紹介したPeter Beier氏も一時シェフを務めていました。
オーセンティックなボンボンショコラがメインで、80年以上の歴史を持つ老舗の実力を感じさせてくれます。
お土産としては、Magasinオリジナルパッケージでのチョコレートがおすすめ。2018年に百貨店が150周年を迎えるのを記念した特別デザイン(199kr)での販売は特に注目度高し!
職場やお友だち間で分け合うお土産にはぴったりになりそうですね!
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その他スイーツ
Almuegaarden
デンマーク、実は飴細工も有名です。こちらのAlmuegaardenは国内で最も古い飴工房のひとつとされていて、今でも昔からの機具で手作りされているそう。
素朴な感じの金太郎飴が人気で、デンマークらしいモチーフやフレーバーのものは特に売れているとのこと。この記事冒頭の写真、デンマーク国旗のものもそうですが、デンマークの国鳥・白鳥やアンデルセンをモチーフにしたものもあって、どれもかわいい!
袋入りは49,50kr、ボトル入りは69,50krとなかなかお手頃価格なのも嬉しいです。
さらには100g29,50kr〜の量り売りにも対応してるので、好きなデザインを好きなだけ詰め合わせにできるのもポイント高いですよ!
このショップ、実はチボリ公園内にもあるのですが、ひっそりとした場所にあるので勿体ないなーっと思っていたのでした。そこに、百貨店内の目に付く場所に出店!味は申し分ないので、これからもっと注目を集めてほしいと個人的に願うデンマークスイーツのひとつです。
Karamelleriet
一方、2000年以降は若い世代が新しいスイーツショップを続々オープンさせています。こちらの手作りキャラメル専門店・Karamellerietも同様で、オープンは2006年のこと。Nørrebro地区の1店舗から始まり、Bornholmの店舗やチボリ公園でのポップアップなどで知名度上昇中の中、こちらの新店舗。
フレーバーは、チョコレートやラクリス、ペパーミントにシーソルトなどとバリエーション豊富。しかも甘すぎないのがいい!さらにイチゴやラズベリーなどのフルーツ系は程よく効いた酸味も楽しめます。
小さめのギフトパックが50kr〜、好きなフレーバーを選べる詰め合わせ100g37kr〜。気軽に買える値段が素敵です。
パッケージもシックながらデンマークらしい色使いでおしゃれ。また、下の写真のようにメッセージ(Til Lykke=おめでとう)入りのギフトパックもあって、いろいろな使い方ができそうです。
店舗はフロア内のエスカレーター横という見つけやすい場所。スタッフも対応がいいので、ぜひ足を止めてみてください!
Lakrids
こちらはその名の通り、ラクリス(甘草)スイーツのショップ。
北欧の人々のラクリス好きは有名ですが、ついに専門店が2007年に誕生。ボーンホルムで世界一小さなラクリス工場として始まったこのショップは、今では空港やチボリ公園といった主要箇所に店舗を構える人気店です。
オーナーが初期に作ったNo.1〜No.4という定番4つ(65kr〜)、またチョコレートティングという新しい発想を加えた製品A〜Dの4つ(110kr〜)が特に人気。加えて季節限定アイテムやギフトなどもあります。
私も個人的にはなかなか愛せないラクリスの味ですが、こちらなら優しい味わいもあって比較的食べやすい!また、ハンドメイドにこだわっているだけあって、パッケージには製造者の名前が書かれているのも面白いです。
デンマーク旅行の思い出として購入を検討してみては?
Mallows
デンマーク人がよく食べるスイーツのひとつにFlødebollerというものがあります。これはマシュマロをチョコレートでコーティングしたもので、誕生日やパティーなどでもよく配られます。
それをいろいろなフレーバーでおしゃれに販売しているのがこちらのMallows。
基本的にはマシュマロ専門店なのですが、それをチョココーティングしてFlødebollerにしたものはお土産やギフトに人気だそう。
プレーンはバニラ、レモン、ベリーの3種(70kr)、チョココーティングのものはキャラメル、バナナ、ラクリスなど全5種(100kr)。また、フレーバーごとにキャラクターが決まっていて、パッケージには各キャラのエピソードが書かれているのも面白いです。
店舗はこの百貨店内とチボリ公園の2つのみ。なかなかレアなデンマークスイーツ。試食にも気軽に応じてくれるのでぜひお試しあれ!
Wally and Whiz
手頃なお土産といえばハリボのようなグミも人気ですが、こちらのWally and Whizはそのグミ専門店。
動物性添加物やグルテン、アルコールは不使用で、自然のフレーバーを大切にしています。一粒一粒は1cmもないほんの小さなグミですが、口に含むと素材の味が一気にはじける感じ。リンゴ×アニス、グレープフルーツ×ジンジャーなど、素材同士の掛け合わせも楽しめる全11種類。
価格はひとつ65kr〜、ギフトセットは175kr〜。パッケージにはコスメアイテムのような洗練された感じがあり、女友だちには特に喜ばれそう。
デンマークならではの感性が光るおしゃれなグミ。これから新しいデンマーク土産として定着しそうです!
紅茶専門店
デンマーク人はコーヒー好きではありますが、独特の趣がある紅茶専門店もコペンハーゲンにはいくつかあります。百貨店内には2店舗が出店。それぞれ個性的なので、お好みにあったものをチョイスしてみてください。
Østerlandsk Thehus
1889年創立の紅茶店。創業者が当時イギリスから持ち帰ったレシピで、老舗らしい質のいい紅茶を販売しています。また、オーナーが変わった1981年からはイタリアのエッセンスが香るコーヒーもラインナップに加わっています。
紅茶は葉の種類にもよりますが、量り売りでは100g42kr〜、ティーバッグ68kr〜。コーヒー豆も250gで79kr〜と手頃価格です。
上の写真でも分かりますが、このお店はオリエンタルな雰囲気があるデザインのオリジナル缶(茶葉入り68kr〜)が特徴的。たくさんの種類には迷ってしまいますが、選ぶのもまた楽しいですね。
ここでしか手に入らないデザインはお土産にはぴったり。合わせて老舗の味もぜひ持ち帰ってみてください!
Chaplon
「高品質の紅茶を手頃な価格で」をモットーに、スリランカ産の上質な紅茶を販売するChaplon。スーパーのIrmaや卸しなどの販売が主で、その味に直に触れられるのはチボリ公園のサロンとこの百貨店の店舗のみです。
厳選された中国茶や緑茶なども販売されていますが、メインの紅茶はスリランカの自家農園で栽培されたもの。クオリティの高い製品の販売はもちろん、農園の労働環境や労働者の待遇の改善活動にも力を入れているそうです。そうして丁寧に作られた紅茶は作り手の気持ちが反映された深い味わいですよ。
紅茶の価格は100g69kr〜、同価格でティーバッグ15個入りもあります。前述の紅茶専門店とは対照的なシックなデザインの缶は茶葉入りで119kr〜。
デンマーク人のこだわりが詰まった紅茶をお土産にしてみてはいかがでしょうか。
これだけ揃う場所は他にはない!
このデパ地下、なんと地下鉄のKongens Nytorv駅直結でアクセスは抜群です。しかもこれだけのデンマーク発の専門店が一挙に揃っている場所は他にはそうありません。
フロアはコンパクトで短時間でサクッと見やすく、時間がない場合でもばっちりお土産を吟味できるでしょう。さらに、基本的には土日もオープンでほぼ年中無休。お土産選びにはぴったり。
百貨店なので、他にも服飾やコスメ、北欧雑貨やカフェなども揃っていて万能です。ぜひ一度足を運んでみてください!
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