北欧デザインを存分に堪能できるコンセプトショップHAY HOUSE

アルネ・ヤコブセン、ポール・ヘニングセン、フィン・ユール。
デンマークデザイン界の巨匠。レジェンド。

12年前、彼らの作品に魅せられて、私はデンマークを目指しました。
その頃はちょうど、日本で北欧デザインや北欧雑貨ブームに火がつき始めた時期。雑誌を彩る美しいフォルムの椅子や照明は知らなかった世界を映し出していて、その手の届かない存在が私には憧れでした。

そういった北欧家具は今では日本でも定番となり、購入できるお店も増えました。何より、私も当時より大人になり、雲の上の存在だった北欧家具から、がんばったら買えるかもしれない定番家具まで近づけたことが嬉しいです。（もちろんとても高価なので、一部のみですが。。）

そして、世界的な北欧家具ブームの波に乗って、2000年以降のデンマークでは新進気鋭のニュカマーたちがどんどん登場しているのも喜ばしいこと。

今回ご紹介するデザイン家具メーカー・HAYもそのひとつです。

2002年に設立されたこのメーカー、伝統を踏襲しつつも、洗練されたデザインで現代の生活に合った家具を提案していて、早くから成功を収めました。テーブルやハンガーラックに多用できるシリーズLOOP STANDや、モダンなデザインのHEEシリーズに代表されるような、機能的かつモダンなデザインが特徴で、多くの人が手が届くような価格で販売しているのもポイントです。

また、全体的にシックな色合いの多いデンマークデザインと比べて、淡い色合いのパステルカラーが多く使われているのも特徴的ですよ。

さて、、
前置きが長くなってしまいましたが、このHAYのコンセプトショップ、HAY HOUSEがコペンハーゲンの中心部にあるので、今回はそのショップをご紹介します。

場所はストロイエの中心部、百貨店Illum（イルム）の真向かい。

北欧デザイン,デンマークデザイン,北欧家具,デンマーク家具,デザイン家具,コペンハーゲン買い物

旗が目立っていますが、入り口、分かりますか？

他店の看板に混じって分かりにくいかもしれませんが、両替所のとなりです。

これ！

入り口は雑多ですが、さすが今やイケイケのブランドのコンセプトショップ。一歩踏み入れるとすでに世界観が堪能できるようになっています。

外とは違った空気感

こちらはコンセプトショップには珍しく、地階ではなくビルの2階と3階にショップがあります。
そのため、このエントランスの奥にある階段（orエレベーター）を使わなければなりませんが、逆にそれが友人のアパートを訪問する気分になってテンションアップ。しかもセルフ開閉式のエレベーターなので、さらに面白さもアップです。

到着したフロアは天井が高く、とても明るいです！

正面には会計カウンター。右側にはセレクトされた文房具やアクセサリーなどのコーナーが、左側にはショールームが続いています。