ヨーロッパでも1、2を争う自転車大国デンマーク。
その首都・コペンハーゲンでも自転車ユーザーはかなり多く、5人のうち4人(つまり人口の80%!)は自転車に乗るというデータもあります。また、通勤や通学で日常的に使う人も多く、コペンハーゲン人は平均で日に3km乗るそうです。
確かに、ラッシュアワーの道路は自転車だらけですし、街のそこらじゅうに自転車が停めてあるのを目にするでしょう。
その理由は経済的なことだったり健康にいいことなどがありますが、自転車環境がかなり整備されていることもあるでしょう。そのため、移動はとても便利。
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なにを隠そう私も自転車派です。
コペンハーゲンはバスも発達していて、公共交通機関でも申し分ない便利さ。ただ、自転車は時間を気にする必要がなくフットワークが軽くなるので、せっかちな私には合っています。もちろん、雨の日や冬の時期は大変ですが、天気のいい日はとても気持ちいいので、デンマークを満喫している気分になれます。
近頃は自転車をますます推進している感があるデンマーク。
コペンハーゲンには公共レンタルバイクも新しく整備され、レンタルできる自転車屋も増えました。また、レンタサイクルを提供するホテルも多くなっています。そのため、旅行で利用したいと思う方もいるのではないでしょうか?
そんな方のために、今日はコペンハーゲンで知っておきたい自転車ルールをお教えしましょう!これからコペンハーゲンに引っ越される方も必見ですよ。
参照したのはこちらのパンフレット↓
中には11の注意点が記載されているので、訳してみますね。(意訳ですが)
⒈自転車専用道では常に右側を走る
⒉停止するときは(挙手するように)手を高く上げて合図を出す
⒊右折・左折の際には曲がる方向を手で示す
⒋追い越しの場合は左側から自転車が来ないか確認する
⒌左側は追い越し車線
⒍逆送しない、また歩道を走らない(手押しならOK)
⒎中心部の公園では乗車禁止(手押しならOK)
⒏交差点を左に曲がるときは、まず進行方向の通りを渡り、方向を変えてストップ。左方向の信号が青になるまで待つ(交差点を斜めに横切らない、車と同じではない)
⒐自転車のベルは追い越す人が鳴らす注意喚起の合図
10.常時、前後のライトは点灯しておくこと
11.荷台付き、もしくは子供専用シートがない限りは2人(以上)乗りは禁止
太字部分はかなり大事!特に停車、右折・左折の手信号は事故防止につながります。
私は幼少期に学校で「自転車教室」というのがあって、そのときに確か手信号を習ったのを思い出しました。日本ではほとんど使いませんが、デンマークではマストです。地元民の自転車のスピードはかなり早く、合図をせずに急に止まると追突の危険があるので、覚えておいてくださいね。
また、左折の場合は、8番に書いた通り信号に従うのが原則。さらに右折するときも、自転車だからといって信号が赤のときに曲がると、罰金の対象になりかねません。
これは気にしていない地元民もいますが、私はかつて車も歩行者もいない交差点で、赤信号を右折したとき、運悪く警察に見つかって否応なく罰金、という苦い経験があるので、今は絶対やりません。
8年ほど前は500krの罰金でしたが、年々上がっていること、内容によって違うことなどから、今は700〜1000krほどになるらしいです。
デンマークはとにかく罰金王国なので、ケチをつけられないようにルールを守ることはとても大切です!
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あと、パンフレットにはありませんが、自転車専用道は歩かないこと!
慣れないと歩道と勘違いしがちです。タクシーやバスの乗り降りのときは特に忘れがちですが、人がいてもすごいスピードで走ってくる人もいるので、注意してくださいね。私も怒られた経験多々アリです。。
それから駐輪は、基本的に自転車置き場へ。
コペンハーゲンはそこらじゅう自転車置き場なので、探すことなく見つかるでしょう。
また、駐輪禁止マークがあるところは避けましょう。それ以外は、短時間で道の端っこなら撤去されることはありませんが、鍵は忘れずに!盗難も多いです。スライド式の鍵と同時に、チェーンで柱やフェンスにくくりつけておくのが一番いいと思います。
これさえ守ればあとは楽しいコペンハーゲン自転車ライフです。
コペンハーゲン市内には自転車専用道路や魅力的な橋がたくさんあるので、ぜひぜひ地元気分を味わって、街歩きしてみてくださいね!
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