コペンハーゲンと自転車は最高の組み合わせ。
自転車専用道路が市内いたるところに敷かれているので移動にはとても便利。また、地元ローカルに混じって自転車を走らせていると、街に溶け込んだような気分になれるのがいいですね。
天気のいい時はとても気持ちいいですし、車やバスでは入れない小道や最新の橋など、新しいコペンハーゲンの顔を発見することができますよ！
観光で来られた場合には、ホテルや自転車屋でレンタサイクルを利用することもできますが、ぜひ公共のレンタサイクルにも挑戦してほしいです！
同じようなシステムはフランスの各都市、特にパリのヴェリブ（Velib）が有名なので、ご存知の方、興味のある方も多いかもしれませんね。
コペンハーゲンではもともと1995年に始まったこの試みですが、2012年にシステムが新しくリニューアルされ、自転車も電動になり、より利用しやすくなりました。
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下の写真はリニューアル前のレンタサイクルです。
スーパーのカートのように、20krコインをハンドルのところに入れて解錠するシステム。デンマークカラーの赤で、デザインもアナログっぽくてかわいかったのですが、返却しない人が多数で、機能しなくなった模様です。当時はその辺に放置されているのをよく目にしました。
デンマークカラーの赤
そして冒頭の写真と同じですが、リニューアル後のレンタサイクルがこちら↓
リニューアル後は白に
色はさわやかな白に、荷台には電源が導入され電動となりました。また、ハンドル部分についていた地図はデジタルになり、いちおうナビもできますよ。
さて、好奇心旺盛なわたくし。今回はこのレンタサイクルを体験してきました！
ちなみに、前回の記事でデンマークの自転車ルールを解説していますので、利用前にぜひ確認してくださいね！
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まずは、利用前に専用HPでのアカウント登録が必要になります。
ユーザーネームやパスワード、支払いのカード情報の入力だけなので、登録は5分ほどで完了します。あとは、利用時に登録情報を使うので、忘れないようにしましょう！
登録料は必要なく、1時間につき30krの利用料のみ。
実は、巷のレンタサイクルは6時間90kr〜が相場なので、がっつり自転車に乗りたい人には自転車屋がおすすめです。一方、こちらは少しだけ自転車体験をしたい、休日や夜間など時間に関係なく自転車に乗りたいという人に向いていると思います。
さて、では近くの自転車ステーションへ。今回は市庁舎横のステーションから利用してみました！
場所が分からない場合でも、HP上で探すことも可能です。
利用する自転車を選び、画面上で設定したユーザーネーム、パスワードを使ってログインします。ログインができた時点で自動的に解錠がされるので、自転車の旅スタート！
この画面になったらOK！
使用中の画面はこちらです↓
いろいろな操作が可能な画面
土地勘のない方には嬉しいナビ（Navigation）や自転車ステーションの検索（Travel Planner）付きですし、自転車を停める時のロック（Lock bicykle）、返却時の一部操作もこちらで行います。
ということで、出発！
これでコペンハーゲンナーの一員に！
サドルを一番低くして臨んだのですが、なにしろ男性の平均身長183cm（！）のデンマーク、身長153cmの私にはそれでもつま先ギリギリでした。乗り始めは慣れないのでまだちょっとフラフラ。。
また、電動なのを忘れて思いっきり漕ぐと、3漕ぎ目ほどで急に進み出すので、気をつけましょう。。ただ、慣れてしまうとかなり快適！どんどん自力自転車の人々を追い越してしまいそう。くれぐれもスピードの出しすぎには注意です！
かなり足がギリギリなので、停車時には縁石に足を乗せるとラクでした。もちろん私より足が長い方の方が多いと思うので、心配はいらないと思いますが。。
こんな感じです
さて、しばらく走って目的地に到着！この日は天気も風もほどよく、自転車日和でした。
さあ自転車を返しましょう。
前輪をしっかりかませましょう
スタンドはこんな感じになっているので、特に画面操作はなく前輪をはめ込むだけ。この時、ちょっと持ち上げないとちゃんとロックされないので、注意してくださいね。
返却がしっかり認識されると、こんな画面に↓
利用料金も確認できます
また、目的地が満車の時は、はめ込まなくても25m以内に置けば、返却と認識されるとのこと。その際には画面右上のReturn bicykleを選択します。
ただし、25m以上の距離に置いたり、放置した場合は罰金が課金されるので、注意してください！また、万が一盗まれた場合は、探し出すための料金（？）が課金されるようなので、盗難にも注意。駐輪の際には必ず施錠を！
コペンハーゲン市内なら1時間あれば端から端まで移動できる距離です。なので、例えば東のビーチに行くとか、ちょっと郊外へ、なんていうのも30kあればできると思うと、かなり便利です！
ただ、難点は2つ。
まず、自転車がとても重いです…。
荷台のバッテリーのせいもあると思うのですが、縁石や歩道に乗り上げるときに少し持ち上げるだけでもかなり重労働でした。
もうひとつは、ナビがうまく機能していないこと。
走行中に返却場所に案内してくれるかと思いきや、ただ住所を表示するだけで具体的に地図上に表示はしてくれませんでした。探し回ると見つかりますが、心配な場合は予め場所を調べておくか、目星をつけておく方がいいかもしれません。
でもちょっとしたサイクリングやローカル気分を味わうには最適ですし、電動なので風が強くても石畳でも全然平気！ちょっとテンションも上がるので、旅の思い出作りには最高だと思います！
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