コペンハーゲンのコーヒー事情を知るならまずここへ!人気のコーヒーショップCoffee Collective

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日本のコーヒー界にはサードウェーブという新しい波が来ているようですね。(もう古い?)

大量消費のファースト、大手コーヒーチェーンの台頭によるセカンドに続き、豆や淹れ方にこだわり、ハンドドリップで丁寧に入れるスタイルが主流のサードウェーブ。

日本で流行りはじめた時には現地にいなかったので実感がないのですが、実はその波、デンマークにも!

このブログでも何度か触れていますが、独自に豆を仕入れたり焙煎したり、淹れ方にこだわったりする独立系のコーヒーショップがどんどん増えデンマークのコーヒー事情を面白くしています。

そして、その波の火付け役的存在が、市内に3軒のショップを構えるCoffee Collectiveです。

2007年から始まったこのショップ。
以前のデンマークでは、大手輸入業者が大量に仕入れてきたコーヒー豆を使うのが普通でした。ですが、Coffee Collectiveが誕生し、パブリックを前に自家焙煎した豆でコーヒーが味わえる、デンマークで最初の場所となりました。

今やコペンハーゲン市内では人気のCoffee Collective。コーヒー好きが集まる場所と言っても過言ではありません。詳しくご紹介していきますので、ぜひお読みください!


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美味しいコーヒーへの2つのこだわり

Coffee Collectiveによると、農家、焙煎家、そしてバリスタの3つがリンクしてコーヒーの質が保たれるとのこと。そのために彼らがこだわる2つのポイントがあります。

まずは農家とのやりとり。

豆は契約している農家からの直接仕入れ。また、農家側にはフェアトレード価格よりも最低25%増しの価格を支払っているそう。そして1年に1回は各農家を訪れ、関係を保っているそうです。

こうすることによって、農家側の生活が保障され、さらに質のいい豆を育てるためのモチベーションにもなります。Coffee Collectiveの今後の目標は、コーヒー農家をフランスのワイン生産者のような地位にまで高めること。

ちなみに現在契約している農家はブラジルやコロンビア、ケニアなど6つ。Coffee Collectiveの活動によって、農家の地位が向上することを期待します!

さて、豆がデンマークへ運ばれた後は、焙煎家の腕のみせどころ。そしてそれが2つ目のこだわりです。

生豆で仕入れられたコーヒーは、まだコーヒーの香りや味がない状態。ですが、焙煎によって、風土や気候、豆の特徴などが生かされてくるそう。

焙煎は毎日、豆の種類ごと決まった量ごと丁寧に行われ、豆の収穫された季節や空気を味わえるようになっています。市内のショップやホールセールに出される豆は、この焙煎所から直接送られるので、こだわりの焙煎を直で感じられるのが魅力的です。


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市内には3軒、おすすめはマーケット内のショップ

2007年にオープンした1店舗目は、コペンハーゲン市内から少し外れたFrederiksbergエリアにあります。また、市内北側のエリアにももう1軒ありますが、アクセスも良くおすすめなのはマーケット内のショップです。

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マーケット裏手、イスラエル広場の方からの入り口

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入り口を入るとすぐ左手に

↑この写真を撮った時は朝の10時ころだったのですが、すでにすごい人。人気のショップは空いているということがないのでしょうか。

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コーヒーラバーたち

混んではいますが、開けた感じのショップなので、注文もしやすいです。席は埋まっていますが、マーケット内のテラス席でも座れるので、外でゆっくり、というのもいいですね。

メニューはエスプレッソやカフェラテ、カプチーノなど、親しみのあるものばかり。もちろんドリップコーヒーもあるので、豆の味をダイレクトに味わうにはいいかもしれません!

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素敵なカップデザイン

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もちろんドリッパーも

個人的には、こちらのテイクアウト用カップのデザインが好きなので、店内で飲む場合でもテイクアウト用に作ってもらいます。大きさごとの色もカラフル。パッケージ好きには必見ですよ!

今回はカフェラテを購入。
コーヒーはもちろん、一般的にデンマークの牛乳も美味しいので、カフェラテにすると牛乳の甘みも楽しめます。

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カウンター空いてました

午前中のまったりしたひととき、過ごすことができました。
ちなみに、午後15時前後はカフェタイムの人でとても混み合います。そしてそんな時でもデンマーク人は仕事を早くしようと思わない人が多いので、恐ろしく時間がかかる場合があります。お急ぎの方はご注意くださいね!

実はオーナー4人の経歴がすごい

このCoffee Collective、4人の共同経営になっていて、実はそれぞれの経歴がなかなかすごいので、最後にご紹介します。

Peter N. Dupont、経営管理担当と豆のバイヤー。1998年からバリスタ、2004年からは焙煎家。

Linus Törsäter、スウェーデン出身のデザイナー。自身もバリスタとしての資格を持つ。

Klaus Thomsen、2001年からバリスタ。2006年のワールドバリスタチャンピオン。デンマーク国内でも2度優勝。

Casper E. Rasmussen、2003年からバリスタ。2008年、ワールドテイスティングチャンピオン。同年ヨーロッパバリスタチャンピオン。

なんとチャンピオンが2人も!

お金と口だけ出すオーナー陣かと思いきや、実力を兼ね備えたプロフェッショナルの集団でした。こんな4人が集まったからこそ、Coffee Collectiveは豆のクオリティにも自信を持ち、コペンハーゲンでも人気のショップになったんですね。

販売されている豆はお土産にも

パッケージもまたセンス良し

ショップで実際に使用されている豆は、その場で購入することも可能です。

1袋90kr前後と、少々お値段は張りますが、コーヒー好きにはたまらないお土産となるのではないでしょうか。日本でも販売がされているようですが、現地で買う方が断然お得なので、自宅でデンマーク気分を味わいたい方にもおすすめですよ。

また、第1号店のGodthåbsvejのショップでは、毎月第一金曜日、16時〜、焙煎家自らによるレクチャーがあり、予約不要だそうです。焙煎やコーヒー豆に興味がある方にはぴったり。ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょう。そしてデンマークのコーヒー文化、そしてサードウェーブを体験してみてくださいね!

 

Coffee Collective Godthåbsvej 
Godthåbsvej 34B
2000 Frederiksberg

月-金   7:30 – 18:00
土     9:00 – 18:00
日    10:00 – 18:00

Coffee Collective Torvehallerne
Vendersgade 6D
1363 Copenhagen K

月-金   7:00 – 20:00
土     8:00 – 19:00
日       8:00 – 18:00

 

 

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