コペンハーゲンのコーヒー事情を知るならまずCoffee Collectiveと、以前こちらのブログでご紹介しました。
創立メンバーのそうそうたるプロフィールや、このショップのコーヒーへのこだわりについては、以前の記事に記してあるので、気になる方はぜひご覧になってくださいね。
さて、前回メインでご紹介したのは、市内のマーケット内にあるショップでしたが、今回はその旗艦店とも言える店舗にスポットを当ててみます。
こちら、中心部からは少し離れた場所にありますが、ゆったりした雰囲気でこだわりのハンドドリップコーヒーが味わえるので、コーヒー好きには要チェックですよ。コーヒーへの概念が変わるかもしれません!
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コペンハーゲン中央駅からバスで15分ほど
ショップの名前はCoffee Collective Godthåbsvej。コペンハーゲンの西に広がるFrederiksberg地区にあり、その中でも北側に位置しています。
地図で見ると少し遠く感じますが、実は、中央駅やコペンハーゲン市庁舎から出ているバス2Aならダイレクト。15〜20分ほど乗って、バス停Aksel Møllers Haveで降りると目の前です。この分かりやすさなら、初めてでもアクセスはしやすいのでは?
ちなみに、夏の期間(2017年は10月14日まで)は蚤の市が開かれたり、おしゃれなセカンドハンドショップがあるFrederiksberg市庁舎からもそう遠くはありません。カフェ休憩の候補として考えておいてもいいかもしれませんね。
バス停から近い…けど迷う!?
ショップの所在地はバス停の目の前。とは言うものの、ショップ自体が少し分かりにくいです。
住所に頼ると、バス停を降りてすぐ横にある路地を入っていくらしい…。のですが、そこは一見ただの住宅地。建物の前が駐車場になっているおかげで、ファサードもよく見えません。
私は友人と現地で待ち合わせをしたのですが、2人ともショップの場所を見つけ出すことができず、5分ほど迷ったほど。。。
というわけで、みなさんが困らないようにこちらに目印を記しておきますね。
車や生い茂る草でよく分かりませんが、勇気を持ってバス停横の道を進んでください。すると、右手にこんな看板が見えるはず。
普通のオフィスを示す看板のようですが…。よく見ると下にCoffee Collectiveと書いてますね!
ここを少し進むと入り口が見つかるので、入りましょう!
こうやって書くとすぐ分かるように思えますが、実際は車と茂みがかなりの障害でした。
中はとてもhyggeな空間
ただ、その障害のおかげもあってか、中は隠れ家的な雰囲気。周りは住宅とオフィス、中心部からも少し離れているというのもまた、雰囲気作りに一役買っている気がします。
さあ、ドアを開けましょう。
もともとは工場や倉庫として使われていた場所。そのため、空間はとても広いです。
ただ、そういう場所にありがちな寒々しさはなく、逆に照明や家具などのインテリアで暖かさが演出されています。また、席を詰め込みすぎた感じがなく、適度なゆったり感。とっても居心地のいい雰囲気になっていました。
デンマーク語では「くつろぐ」とか「ゆったりする」という意味合いの「hygge」という言葉がありますが、まさにそういう感じ!パソコンで作業している人や、赤ちゃん連れのママも気兼ねすることなく時間を楽しんでいる様子でした。
豆の潜在能力を引き出すハンドドリップ
このショップのこわだりはやはり豆。契約農場から直接入れていて、それを自家焙煎しています。
そのため、豆の味を引き出して、その違いが分かるハンドドリップにもこだわっていて、こちらの店舗では常時5種類ほどの豆をそれぞれ味わうことが可能です。
メニューを見てもらうと分かるように、実を言うと、、価格はちょっと…高め。。
エスプレッソ以下は市内の平均的な価格ですが、Filterkaffe(フィルターカフェ)の部分、安くても47kr!ダブルなら100kr以上とは驚きです!!
ここに彼らの自信が表れていますね〜。そんなに美味しいのか??
ということで、まあ、、、やはりハンドドリップをいただきましょう。
ハンドドリップ用の豆は浅煎りに仕上げてあるそうで、それが豆の個性が一番分かるのだそうです。その分、淹れ方にコツがあって、バランス良い味にするのが難しいそう。でも、こちらではプロのバリスタが淹れてくれるので安心です!
さて、コーヒーの酸味が少し苦手な私は、好みを伝えて飲みやすい豆をチョイス。
淹れてもらったコーヒーは確かに少し酸味はあるけど、柔らかい飲み口。さらさら飲めちゃいます。これなら悪くない!という感じでした。
深みや苦味のあるコーヒーをずっと飲んできた私にとっては、ちょっとした発見。まだまだ理解の途中ではありますが、これもまた良し。
同じように、コーヒー=苦味や深みと考えている方にもぜひ味わってもらいたいです。紅茶を飲んでいるような、そんな軽さです。もちろん、デンマークのコーヒー事情を知りたいコーヒー好きのみなさんにも。
逆に苦味はほとんどないので、コーヒーの独特の味が苦手な方でも、楽しんでもらえるのではないでしょうか。
なんと言うか、いろんな側面が感じられて、コーヒーの可能性や幅広さを実感できたような気がします。
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焙煎も、物販も
こちらの店舗は2012年のオープンで、焙煎所も併設されていてます。そのため、旗艦店的な役割を果たしている店舗。なんと焙煎の様子を席から見られるという珍しいつくりです。
毎朝出荷分の豆をここで焙煎しているので、その様子を見に来るのもいいでしょう。
もちろん豆を購入することもできますよ。
コーヒー関連グッズ(ほとんど日本でも買えるものばかりですが…)や書籍などが豊富。中でもショップロゴ入りのカップやエコバッグなどは手軽なのでおみやげにもいいかもしれませんね。
市内には全部で4軒
この店舗含め、コペンハーゲン市内には全部で4店舗あります。
どのお店もそれぞれコンセプトがあって、自宅のような雰囲気になっていたり、コンブチャやカクテルとコーヒーのコンビネーションが楽しめる店舗だったりと、とても個性的。
どれもそれほど遠くない場所にあるので、違いを求めて市内ツアーというのもいいかもしれませんね。
コペンハーゲンのサードウェーブを感じるショップ、Coffe Collectiveをぜひ訪れて、コーヒーの奥行きを感じてみてください!
Coffee Collective Gogthåbsvej
Godthåbsvej 34B
2000 Frederiksberg
平日 7:30-18:00
土 9:00-18:00
日 10:00-18:00
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